留学の感想

こんばんは

 

今、ふと思い留学してよかったなと思ったことをかければなと思います。

色々あるのですが、一つの答えとして『外国人』になれたことだと思います。

 

そもそも、『外国人』になれてよかったと思ったと思い出したキッカケはイチロー選手の引退会見です。最後の質問で、(最後の質問はよかった!笑)イチロー選手が『外国人』になれたことで人の痛みなど理解することができたなどということをおしゃっていました。

 

特に日本にいる場合、みんな同じ、平等ということを教育で言われることが多いような気がします。道徳の授業でもみんなで幸せになってよかったという話を聞きました。ただ、マイノリティーについてあまり学ぶ機会がないと個人的には思っています。(北海道出身の友人はアイヌ文化について学ぶ機会があると聞きましたが、内地ではあまりなののかなと思います。また、日本のマイノリテぃーについて喋るのことはタブーなのかなと思います。)

 

で、アメリカに行くと自分がマイノリティーになるわけですよ。

やっぱり白人が大多数いる地域にいるわけで、やっぱり居心地が少し悪くなるわけです。別に、周りにいる人が悪くて僕たらに差別すると決まったわけではありません。ただ、アメリカの歴史を見ると決して明るい部分のみではなく、人種の問題の暗い部分に接することがあります。それを知っているからこそ、100%安全じゃないなと心のどこかで感じることがあります。私が直接、ものすごい差別を経験したわけではありませんが、やはり少なくとも差別によって傷つく人がいる、その恐怖に耐えている人がいるのだと、色々な事件を見て感じることがあります。(ただ、差別する人って、物事を二項対立でしか考えることができない頭のよろしくない人だと思います。)

だから、その不安を経験したからこそ、少数(マイノリティー)の人の気持ちとが初めて理解できると思います。このような気持ちを知っているからこそ人間はそれぞれ違うのだと感じることがあります。

 

留学行ってよかったなと思っているのは、少なくとも留学行く前と比べて他人の痛みがどのようなものなのかと理解する最初の一歩に立つことができたと思います。行く前の自分が、井の中の蛙だったの改めて自覚しました。

 

つまり、それぞれ違う人間なので、敬意を持って接することや、相手のことを色々知ろうと思う気持ちが出てきます。

 

先日、テレビでやっていた(ソースはここでは出せませんが、)ニュースで日本人の寛容さが世界92位ということが言われていました。ま、みんな同じレベルの人間だと思っているから強く当たったり他人の気持ちを理解しようと思わないのかなと残念な気持ちになりました。例えば空気を読むとか言いますけれど、周りのことを必要以上に気にしすぎて自分の意見を言えなかったり、本当に他人の気持ちを読み取れているのか?と疑問に思います。

 

なのでイチロー選手の最後の質問の答えにものすごく共感できたわけです。

 

では!