アメリカとカナダ

こんばんはkechaです。

 

今回は、アメリカとカナダの違いです。両国の違いって日本人から見たら(昔の私だけかもしれませんが)あまりはっきりとわからないのではないでしょうか。

 

そこで、以前カナダ人の先生にぶっちゃけカナダとアメリカの違いってなんでしょうと聞いてしまいました。

先生いわく『全然違うよー笑』とのことでした。

 

カナダ人から見てのアメリカというものをシェアしたいと思います。

 

まず、両国の共通点は、新しい国家の部類に入ります。そしてイギリスの植民地であったという点です。

 

しかし、アメリカが1776年にイギリスから独立しますが、カナダが独立するのは約100年後の1867年です。加えてアメリカ独立のようにイギリスとドンパチしたわけではなく、イギリスの自治権下でのカナダ連邦という形で独立しました。なので、ヨーロッパからの移民はその間にもありましたが、決定的な違いとしては、反イギリス、反エリート(アメリカンドリームを追い求める)ならアメリカ、イギリスよりならばカナダと選択肢があったとのことです。

 

加えて、現在はどう違うの?とのことですが、カナダはどちらかというと北欧よりに近いです。なので、税金は高いらしいのですが、教育費は無料or低価格かつ医療費も国から大きな補助が出るようです。一方アメリカは、教育費はさらに高い教育を求める場合、(特に私立)なんかは年間ウンゼン万年も学費がかかってしまいます。また、日本のような健康保険も充実していなく、プライベートの保険に入られることが勧められます。

 

一見してカナダとアメリカって仲がいいように見えますが、なんとなく、アメリカで教養のない人はカナダのことを見下しているような感じもします。一方、カナダの場合は超大国アメリカがすぐ隣にいるので、その圧力をどのように回避していくべきなのかなど長年の課題だそうです。

 

さらに、カナダはメディアの教育がかなり進んでいます。なぜなら、カナダの人口分布が、アメリカとの国境部分に集中しているので、アメリカのメディアの電波(ラジオ、テレビ)が受信できます。そこで、カナダの立場に立ってアメリカの報道をどう見るのかが、非常に重要で、報道を批評的にみる教育が進んでいるとのこと。

 

ファーウェイのCFOがカナダで逮捕された時も、アメリカと中国のとばっちりを食らわされた感もなんとなく感じることがあります。

 

日本もアメリカという大国に接する際にカナダという国の対外政策などを参考にしてみてはいかがでしょうか。

 

私もいつか滞在してみたいと思っています!

では!